ミスショットを減らすには・・・。

こんにちは。
今日は、ミスショットを減らすには、どのような考えを持てば良いか書いてみたいと思います。
ミスには、4つの種類のミスがあります。
1、凡ミス
2、技術的なミス
3、精神的なミス
4、判断ミス
です。

1,2のミスは、ある程度の時間がかかります。自転車に初めて乗る子が何回も転んでしまうと同じです。このミスは、時間がある程度解決してくれるものです。違う事を考えていても、おしゃべりをしていてもある程度ラリーが出来るぐらいにならないといけません。1日1500球~2000球を目安に練習量を調整しましょう。ちなみに、プライベートレッスン1時間でだいたい800球を打つことが出来ます。

3のミスは、試合中に不安、怒り、緊張からくるミスです。このミスを減らすには、ポイント前に決まっている手順のようなものをいつも癖づける事が大切。気持ちを高める事や集中力を増す事が出来ます。大切な場面では、特に余計な事を考えやすいです。決まった動作でポイントに入るように心がけていれば、緊張する場面でも普段通りのプレーが出来るのです。

4の判断ミスは、ある程度試合に出るぐらいの実力がついてきた方はお分かりになると思いますが、この場面でこのショットを打たなければ負けなかったはず!といミスの事です。このミスを減らしていくには、テニスの土台となる考え方をもっている必要があります。コートの長さ、ネットの高さ、ポイント、風、太陽、サーフェス、相手の長所、短所などに対しての基本的な考えをもっておくことが大切です。

例えば
スコア 4-4
ポイント30-30
自分のサービス
風下
コート遅いハード
相手の特徴 フォアスピン系、両手打ちバックハンド(弱点)、フラット系、アタックゲームを好む。
という状況。

この状況で、どんなプレーをすることが得点する確率が最も高いか?という判断が必要になります。相手の弱点をから考えれば、バックハンドにサービスを打つべきだが、風下という事で風にぶつけてワイドにより変化の大きいスライスサービスで相手をコートの外に追い出すべきか?両手打ちバックハンドだからボディに速めのサービスを打ち込むべきか?しかしコートが遅いハードコート。総合的に考えると過去のポイントから〇〇にサービスを打つことが、一番効果が高いだろう!という判断が必要になります。もちろんレベルが上がれば、もっと複雑になっていくと思います。これは、サービスの事だけ書きましたが、ストローク戦にならばこの状況の中で一番確率の高いショットやプレーの選択が必要となります。
テニスに於ける土台となる考えをしっかりともっている事が大切という事です。考えをもっていなければ判断する事すらできません。ほんの少しの考えをもっていれば、あの時あのショットを打たなければ勝っていたのに・・・・。という試合を少なくすることが出来るのです。
技術は、向上しているが試合に勝ててないという選手、競るのに勝てないという選手は、一つ一つの判断が間違っていなかったか後から確認してみよう!