試合前に計画を立てる事が重要。

こんにちは。
冬休みも近づきジュニア選手は試合のシーズンになってきました。ジュニア選手の多くは何も計画を立てずに試合に臨んでいる子が多いだろうと思い、今回は計画を立てる事の重要性を書いてみたいと思います。
もともとテニスというスポーツは、昔からチェスに似ていると言われ頭の中のレベルが勝敗を分けるスポーツです。外側から見ていれば、パワーのあるボールを打っている子が勝っているように見えますが、技術という物は、早く習得できる子もいれば時間がかかる子もいます。最終的には、ほとんどの選手がそれなりのショットを打てるようになるのです。今、周りの選手よりも良いボールが打てているかどうかという事はあまり重要ではありません。重要なのは、テニスというスポーツはどのようなスポーツなのか?という事を自分自身で探求する事なのです。
ジュニア選手は、年間で20大会~30大会に出場し60マッチ~70マッチ試合をしています。その試合の中で41や52でリードしていたはずなのに、気が付いたら46や57で負けた試合、逆に14から逆転したという試合、風が強く吹いていた試合、左利きとの試合、粘り強い子との試合、ハードヒッターとの試合、速いコートいでの試合、遅いコートでの試合などたくさんあると思います。その一試合一試合に計画があればなぜ勝ったのか、なぜ負けたのか?ということがはっきりとしてきます。もし計画せずにただボールの打ち合いをしてきてしまったのでは修正する事ができない為、何度も同じタイプの選手に負け同じことを繰り返すでしょう。計画がなければそのこと自体にも気づいていないかもしれません。
計画し修正する作業の繰り返しにより見えなかったものが見えるようになり、大切な場面をどのようにプレーしたら良いか?ということがより自分の中で明確になっていくのです。
計画なしに年間70試合をしている子と、計画し修正をして70試合している子では勝つ確率も変わってくるでしょう。
何よりも一試合一試合計画を立て修正する作業が、自分自身のテニスのモチベーションとなり自分のテニスを作り上げていく過程を楽しめるようになれると思います。
次の試合から計画を立て自分のテニスを自分でつくりあげよう!そして楽しもう!