ダブルス(前衛の役割)

こんにちは。
今日は、ダブルスに於ける前衛の役割について書きたいと思います。

前衛の役割とは、「常に後衛にプレッシャーをかけ続けること」です。
プレッシャーをかけるとは、常に「なんかやだな」「前に居られると気になる」といった状態を作るということです。
では、試合中にこのような状態をどのように作って行くかという事を簡単に書いていきたいと思います。

第一に、前衛の守備範囲を広げる事です。
強いダブルスというのは前衛がコートの60%をカバーする。と言われています。しかし実際は、後衛に比べるとボールを打つ回数は少ない為、後衛が主役になってしまうケースが多いのです。後衛60%、前衛40%といった配分になりやすい。
このような配分になってしまうと相手の後衛にプレシャーをかける事ができず、自由にプレーをされてしまうケースが多くなります。なおかつ相手の前衛が役割をしっかりと果たしている状態であれば、もう勝ち目はない状態になります。よって前衛はボールを打つ回数は少ないですが、守備範囲を広げる努力を常にし続け、相手の後衛にプレシャーをかける事が大切です。

第二に、前衛は相手後衛の意図を読み取る事です。
例えば、自分がサービスで40−30もしくはアドバンテージを取った状況とします。
相手後衛は後がない為、確実にレシーブを返球しよう。という心境になりやすいです。そのような心境になっている事を読み取りポーチボレーに出て行きます。(事前に打ち合わせをしていれば満点)30−0やレシーブミス後のポイントなども同じと言えます。このように前衛が相手の心境を読み取る事ができれば、ゲーム全体の流れや主導権を握る事ができます。
心境は、状況によって微妙に変化していくものです。毎回のポイントで相手の頭の中を覗き込むように意識する事が大切です。

このような事を少し意識することによって、相手の後衛にボールを打つ事以外に意識を向けさせる事が出来ます。これが「なんかやだな」「前に居られると気になる」といったプレッシャーをかけるということにつながるのです。
是非参考にしてみてください。